Barry Harris/バリーハリス
07 31, 2010

行きつけの飲み屋さんで音楽の話をしていたら、ひょんな事からバリーハリスの話題になりました。
若いのにどうしてそんな渋いピアニストを知っているのか尋ねてみると、子どもの頃、地元(山口県萩市)で開催されているジャズワークショップで、彼から直接ピアノを教わったのだそうです。
私たちのJAZZランチとは少し異なりますが、CUGのメンバーが中学校で教えていた姿を思い出し和みました。
家に帰ってから、久しぶりにバリーハリスを聴いてみました。
リバーサイドレーベルでのデビュー作で、代表作の一枚でもある「アット・ザ・ジャズ・ワーク・ショップ」と、このレーベル最後の録音となる「Magnificent!」です。
学生の頃よく聴きました。バップの薫りが随所に漂い、どちらも本当に傑作です。
彼のピアノは、リーモーガンのサイドワインダーが最初だったと思います。サドジョーンズやジョニーグリフィンのアルバムでも、軽快でかつ渋い味を出していました。
一番右のアルバム「Live at Maybeck Recital Hall」では彼のソロライブが楽しめます。
メイベックリサイタルホールシリーズについては、また記事をアップしますが、このシリーズの中でも5本の指にはいるアルバムだと思います。本当に素敵で大人好みのピアニストです。
若い彼女が、音楽の先生になって、再び子どもたちにバリーハリスを伝えてゆく。素敵な巡り合わせに乾杯。
(元記事2008.8→2010.7update)