ヘーズメーター
06 26, 2011

フィルムの開発をしていると、全く知らない言葉に出会います。
透過率などは、透明度みたいな感じで理解しやすいのですが、曇り具合というのも数値化されています。
この曇り度をヘーズ値とよび、光の散乱具合を測定します。写真はその測定装置です。
最近はやりのアンチチグレア処理は、フィルムの表面に微細な凹凸を付け、光を散乱させるのですが、
やり過ぎると本来の画像まで曇ってしまいます。
機能性フィルムの開発をしていると、透過率やヘイズの測定を頻繁にしなければいけません。
調べたら近所の工業試験センターに置いてありました。破格の340円/時間。助かります。早速測定。
いつもの事ながら、本当にライブは大事ですね。自分自身で実際に測定した結果こそが事実です。
メーカーカタログ公称値を、頭から信じてはいけないことを思い知らされました。数字は嘘をつかない。
これらの測定値と、考察をベースに開発が続いて行きます。結構楽しいかも。